Keiちゃんから『鶯宿梅』話が到着~

お稽古

こんにちはっ☆ keiです。

えーっと、お久しぶりすぎて申し訳ないです……。
約一ヶ月ぶりですか?(爆)
近況としましては、アルバイトに復帰しまして日々、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の繰り返しです。
まぁ、働くの大好きなので良いんですけどね。

今回は前回予告したとおり、『鶯宿梅』についてお話したいと思います。

この演目は踊りというより、劇…というかミュージカル?(ぇ)みたいなものなんですね。
梅・鶯・烏が登場人物のひとつのお話になっています。梅の木が宿で梅がそこの主人?(ちなみに<女>)、鶯と烏は旅人(二人は<男>)という設定です。
簡単にあらすじを説明しますと、その年に初めて咲いた梅(見たことはないが、鶯以外は泊めたくないと思っている)に旅人の烏が「自分は鶯だ」と嘘をついて宿に泊めてもらいます。そこに本物の鶯がやってきて烏を梅と鶯が宿から追い出す…というストーリーです。
まぁ正直、ツッコミ所満載ですよね(苦笑)
実際に、一緒にやった同じ年の女の子たちと三人でしょっちゅうツッコミまくってました(笑)
でもやってみると結構難しくて、でもその分とてもやりがいがある演目なんです。

その中で、私は烏をやらせていただきました。
実は烏は前回、私が苦手だと言った面白おかしくやらなくてはいけない役柄なんです。
だから最初から最後まで、それに悩まされました。
その上、日本舞踊……踊りなのに台詞が満載なんです!!!
しかも烏は台詞が多いっ!!!!(一番多いのは梅ですが)
しかも全ボケに近いんですよ、台詞が。
鶯を見たことがない梅に「自分は鶯だ」と嘘をつきまくるわけですから、「んな、アホな」的な台詞が満載なんです。
梅に「鶯の着物は黄色い青い着物だと聞きましたが…」と問われれば、「それは昔の鶯です。今の鶯は流行の黒の着物を着ているんですよ」とか。
「鶯は歌と踊りが上手いと聞いたので、一曲お願いします」と言われ、意気揚々と歌って踊るが「鶯はホーホケキョと歌うはず。あなたの歌はカァカァカァじゃないですか」と言われてしまい、「今の鶯は流行の歌のカァカァカァと歌うんですよ」など…
しかも問い立たされるたびに、「しまった」という動きをするんですけど、気付けよって感じですよね(笑)
でも動きと合わせて「面白い、おかしい」と見ている方に思っていただけるものを演じるのはとても大変でした。

そうなんです。一番難しかったのはそこなんです。
やっている私たちは、全部を知っているわけですから当然お稽古中に笑ったりしないわけですよね。
ましてや、必死ですから(苦笑)そんな余裕なくやっています。
でもやる以上は所謂「笑い所」では、見ている方に笑っていただきたいし、「面白い」と思っていただきたいものです。
それでもやっぱり、前記の通り自分たちではクスリともしないわけですから、本番やってみるまでそこはずっと不安でした。(さながら気分はお笑い芸人です)

そしていざ本番。
烏のボケに対して、客席のほうからクスクスと笑い声が聞こえてきました。
でも本番中は必死だったのであまり聞こえていなかったのですが、客席にいた他のお弟子さんたちから終わった後に、「みんな笑ってくれてたよ」「面白かったよ」と言っていただくことができました。
その後、ビデオを見たときにビデオの音声に入るぐらい笑い声が入っていて、とても嬉しかったのを覚えています。

とても大変でしたが、お稽古期間が一年弱と長いこともあって愛着もあり、とても思い出深い演目となりました。
「一番好きな演目は何ですか?」と問われれば、即答で「『鶯宿梅』です」と答えるぐらいこの演目が、烏という役が大好きです。
日本舞踊を始めてたった十年という短い間に、こんなに好きになれる演目に出会えた私は幸せ者だと思います。
これから先の長い日本舞踊人生で、『鶯宿梅』を超える演目に出会えることを楽しみにしています。

今回も長々とお付き合い、ありがとうございました。

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